物理を勉強する際の効果的な参考書の使い方
今回は現役旧帝大生の僕が、物理の勉強における効果的な参考書の使い方を教えていきます。
具体的には、
- 教科書の使い方
- 問題集の使い方
特にこの2点について解説します。
この記事はこんな人におすすめです。
- 物理を勉強しているのに伸びない
- 問題集を自力で進められない
ぜひ参考にしてみてください。
1.教科書の使い方
結論から言うと、教科書はほとんど使わないということです。
「え?それは流石に意味わからん。」となったかもしれないので、説明していきます。
物理の教科書では公式の説明や、なぜそうなるかなどを中心に書いています。
こういうものを理論と言います。
教科書はこの理論を書いているので、はっきり言って問題を解くのには直結ません。
初めて習う分野であれば、一度目を通すのはよいかもしれませんが、教科書を何度も読むのはあまり良いとは言えません。
物理は問題を解いたり、自分で考えたりしないとなかなか理解できない教科なので、教科書を読むだけの勉強はやめましょう。
教科書の使い所はズバリ問題の解説を見ている中で「これってなんだっけ?」となった時に参照する、という使い方です。
物理の教科書をメインとして使うのではなく、あくまで参照として復習に使いましょう。
とにかく、教科書を読むだけの勉強ではなく、問題集を中心に勉強していきましょう。
次のその問題集の使い方を紹介します。
2.問題集の使い方
物理の勉強で最も大切なのがこの問題集の使い方です。では解説していきます。
まず使う問題集ですが、大事なのはこの2点です。
- 自分のレベルに合っているか
- メジャーな問題集か
この2点だけです。
1つ目の自分のレベルに合っているかは次の3段階で考えてみましょう。
だいたいこれぐらいの感覚でいいです。自分の自信とも相談しましょう。
2つ目はメジャーな問題集かということです。
メジャーではない問題集が悪いということではなく、メジャーな問題集は古くからあり良問を取り揃えているものが多いからです。
この辺りは皆さんが今持っている問題集で大丈夫だと思います。
次に問題集の使い方ですが、次のことを意識してやってみてください。
1つ目「まず5分は問題に取り組む」ということですが、これは考えるクセをつけるためです。
すぐに投げ出すのではなく、せめて5分は粘ってみましょう。試験ではこの粘りが大事になってきます。
2つ目「わからなければ、何がわからないかを書き出してみる」ということですが、これはこの問題はどういう力がいるか、どういう知識がいるかを分析するということです。
のちの復習にも役に立ちますし、実際の試験でも問題の意図を見抜く力はとても重要です。
3つ目「自分なりに教科書などを使って、調べて解いてみる」というのも1つ目と近い理由で、考えるクセをつけてほしいということです。
自分で色々調べてみてその上でもう一度解いてみてください。
4つ目「それでも無理そうなら解説を見る」というのはそのままの意味で、一旦解説を見ましょう。
5つ目「解説を隅から隅まで読み、自分の言葉で説明できるようにする」というのは、一番重要で解説を見て終わるのではなく、
なぜそうなるかを人に説明できるくらいに理解しておきましょう。
6つ目「何もみずに説明しながら、自分のノートに同じ問題を解いてみる」というのは復習です。
実際に自分が学んだことが定着しているかを確認しましょう。
これは
少し多いですがこの点を意識して問題集に取り組んでみてください。
3.まとめ
重要な2点をもう一度おさらいしておきます。
この二つを意識するだけでかなり変わってくると思います。
ぜひ実践してみてください。