国立大の物理を攻略するブログ

国立大学を目指す人に向けた物理のブログです。独学が難しい物理ですが、超基本から徹底的に解説していきます!共通テストで8割、2次試験で7割を目標に頑張りましょう!

科学的でもある物理の最強の勉強法

科学的でもある物理の最強の勉強法

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今回は、科学的にも効果のある物理の勉強法をこれでもかというぐらい誰にでもわかりやすく、すぐに実戦できるように解説していきます!

・物理の勉強が進まない

・基本問題から手がつかない

・問題を少し変えられると解けない

・問題集の答えをみてもわからない

これらに該当する方は、是非みてください!

物理は、初めは一人で勉強するのが難しい教科です。しかし、しっかり知っている人からアドバイスを受けながら勉強すると飛躍的にできるようになるので、自分の成長を楽しみに読んでください!

 

[目次]

・物理の独学はなぜ難しいか

・独学で物理を勉強できるようにするためには

・実際の問題で独学法を体験

 

 

 

 

 

 

 

・物理の独学はなぜ難しいか

物理の独学はなぜ難しいのでしょうか?

おそらくこの記事を見ている人は、物理の問題集の答えや教科書を見て「意味がわからない」と思ったり「は?」ってなったりしたと思います。(僕自身もイライラして、教科書を破りかけたことがあります. . .)

なぜこのようなことが起こるのかというと、物理という教科は抽象的なものだからです。

まだピンときていない人もいると思うので、じっくり説明します。(ここ大事)

物理の教科書を見ると、式が一個しか載っていなかったりすることはよくあります。

例えば、運動方程式です。ma=Fという式が載っていると思います。

これは、あまりに抽象的で「これ問題でどう使うの?」となってしまうのです。

皆さんも国語の論説文なんかで、「筆者は何を言っているの?」ってなることありませんか?

あれも同じで抽象的だから「何を言っているの?」となるわけです。

それに比べ小説はどうでしょう。論説文より「おもしろい!」となりませんか?

これは話が具体的なので、とてもわかりやすいため「おもしろい!」となっているのです。

物理も同様で、教科書は抽象的なのに問題は状況がすごく具体的なので、わかりにくくなっています。

図にするとこういう感じ

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これを踏まえて独学でできる方法をお伝えします。

 

・独学で物理を勉強するためには

これは、数学にも使えることですが、教科書をある程度勉強してから問題集をやるのではなく、実際に問題集をやりながらどういう力がいるかを考えていき、教科書で調べるという方法です。

この方法がなぜいいか説明します。

何をするにしても人というのは、実際に体験した後に、アドバイスを聞く方が学びのスピードが早いからです。

例えば、プールでまだ水に入ったことすらない人が、いくら泳ぎ方の話を聞いても「ふーん」ぐらいにしかなりません。

一方、溺れながらも一度水に入ったことがある人は、アドバイスを聞くと「あの時こうしてればよかったんだな」と自分で考えはじめます。

物理も同じで、いくら教科書を読んでいても抽象的だし、問題をまだ見ていない人からすると、ほとんどと言っていいほど意味がありません。

これはデータでもありますが、アクティブラーニングという言葉をご存知でしょうか?

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これは、どのような勉強法が脳に定着するかという研究結果を図にしたものです。

一目瞭然ですが、「人に教える」「自ら体験する」という二つが定着率が高いことがわかります。

「人に教える」こともしてほしいですが、まずは、「自分で体験する」からはじめましょう。

これは余談ですが、東大に合格する人の多くは、めちゃくちゃ勉強したというわけではなく、いかに効率的に短時間の勉強ですむかを考えていたりします。

その時の考え方の一つが「自分でどんどん体験する」ということです。

なので高一の頃から赤本をしていたりします。

(東大に合格する人の思考

https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20200918_375912/

物理は特に、まずは問題に触れていきましょう!教科書はその中で使っていきましょう!

そして問題集をやりながらもう一つ重要なのが、「どういう力がいるか考える」ということです。

単にその問題をやるだけでは、その問題は解けるかもしれませんが、少しひねった問題や、違う問題は解けるとは限りません。

「この問題は何を一番問うていて、何の力がいるのか?」これを問題を終えた後に考えて書き出してみてください。

こうしているうちに、色々な問題がある中で「この問題とこの問題は形は違ど、問うていることは同じだ」というふうになってきます。

この段階までいけば、どのような形の問題になっても自力で解く応用力がつきます。

なので、普段の物理の勉強では問題ができた、できないよりそのあとの分析をしっかりしましょう。

 

ここまで、問題に取組み、どういう力が必要か考え、教科書に戻るということをしてくださいと言ってきましたが「そうは言っても自分で分析できないし、つまずくところもある!」と言う人もいると思います。

そう言う時は、わかる人にガンガン聞きましょう!

物理はわからない時はとことんわかりません。でもしっかりわかる人と一緒に勉強していくと、徐々に自分の力でできはじめます。

初めは頼りっきりでも良いので、ガンガン聞きにいきましょう!

ちなみに僕も質問に答えたり、アドバイスしたりしているので、TwitterでDMいただければ、一緒に問題の分析なんかもするので、お気軽に聞いてください!

 

 

・実際の問題で独学法を体験

 実際に問題に触れながら独学の仕方をみていきましょう!

まずは、こちらの問題をみてください!

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(2014年 センター試験 大問1 問1)

ステップ1:まずは考えてみましょう!

そんなに長い時間じゃなくて良いです。答えが出そう!わかりそう!という人は少し粘ってみましょう。

ステップ2:わかった人は、なぜその答えになるか人に説明するつもりでイメージしましょう。わからなかった人は、答えをみましょう。

ステップ3:答えをみてわかった人は、この問題で何の力がいるのか考えましょう!

答えをみてもわからなかった人は、誰にでもいいのでわかる人に質問しましょう!  

(答えをみてもわからない人はそもそも何がわからないかもわかっていない状態です。なので、わかる人に聞き、しっかり何がわかっていないかを聞きましょう!ここは一人で解決するのは難しいです)

ステップ4:この問題で必要な力、必要事項を問題と共にメモしておきましょう。

このステップで問題にどんどん取組みます。初めは質問だらけになると思いますが、それでいいです。わかる人を捕まえて、一緒にこのステップを踏んでいきましょう!

 

では、今回はこの問題で必要となる力を分析してみます。

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この問題は、次のようになっています。

この問題の意図は「エネルギーを理解し、場面を考えてしっかり使えるか」ということです。

これがわかれば、あとはエネルギー系の問題にガンガン触れましょう!

教科書で理解するよりも、具体的な問題の中で理解する方が、わかりやすく、定着しやすいです。

何度も言いますが、その中で何がわからないかもわからない場合や、分析できない場合は僕でもいいし、わかる人にどんどん相談していきましょう!

 

それでは、実践してみてください!

DMもお待ちしております👍