頻出!v-tグラフを画像付きで徹底解説!
物理の問題を解いていてこのようなグラフを見たことがあると思います。
これが何を表しているのか、どういう運動をしているのかというのを徹底解説していきます。
1,v-tグラフとは
v-tグラフは縦軸に速度のv、横軸に時間のtをとったグラフのことです。
グラフ自体はシンプルなのです。実際にグラフを書いてみます。
2,加速度がない場合のv-tグラフ
実際の運動を考えながら、v-tグラフを書いてみます。
次のような状況を考えてみます。
いきなり考えるのは難しいので、3つの状況を考えてみます。
次の三つの状況について順番に書いていきます。
①秒速2mで4秒間歩く
実際にv-tグラフを書いてみると次のようになります。
速度は秒速2mで一定なのでこのような形になります。
②2秒間止まる
v-tグラフは次のようになります。
止まっているので速さは0となり、時間だけが過ぎているのでこのような形になります。
③秒速3mで3秒間歩く
v-tグラフは次のようになります。
①の状況と似ていてこのような形になります。
これでv-tグラフが書けました!今回は加速度がない場合を考えました。
次に一定の加速度がある場合を考えてみます。
3,一定の加速度がある場合のv-tグラフ
このような状況を考えてみます。
今回も2つの状況に分けてみます。
今回は加速度があるのでいきなりグラフを書くのは難しいそうなので、表を作って考えてみます。
①止まっているところから加速度2m毎秒毎秒で3秒間歩く
表を書いてみます。
これをグラフにしてみます。
加速度がないときと違ってグラフに傾きがつきました!
②加速度-1m毎秒毎秒で2秒間歩く
表にしてみます。
グラフにすると次のようになります。
加速度がマイナスになったので速度が小さくなっています。
ここでも傾きがありますね。
4,まとめ
v-tグラフについてまとめておきます。
v-tグラフを書くとき、見るときは特に傾きに注意してください!
加速度とは?画像付きで徹底解説!
今回は物理の初めの壁でもある加速度について解説します。
- そもそも加速度って?
- 加速度の求め方は?
- 加速度のイメージがしづらい!
という方はぜひこの記事でマスターしましょう。
1.加速度とは
まずは定義(こういうものですという決め事)からみていきます。
加速度・・・単位時間あたりの速度の変化量
わかりずらい表現かもしれませんが、簡単にいうと単位時間つまり、毎秒あたりにどれだけ速度が変化したかを表しています。
速度については詳しく解説して記事があるのでそちらを確認してください。
速度がベクトル量(向きと大きさがある量)であるのと同じで、加速度もベクトル量になります。
正の向きに加速するイメージとしては、車の走り出しです。
止まっている状態から正の向きに加速していきますよね!
負の向きに加速するイメージとしては、車のブレーキです。
動いていた状態から減速していき、最終的に止まります。
2.加速度の単位
加速度の単位を確認しておきます。
加速度は速度の変化量をかかった時間で割るので次のようになります。
加速度は速度(m/s)を時間(s)で割るのでメートル毎秒毎秒となります。
3.加速度の求め方
では実際に加速度を求めてみましょう。
求め方は簡単で、単位時間あたりに速度がどれだけ変化したかを計算すれば良いので、次のようになります。
速度を求める時と考え方は同じです。
速度も加速度もベクトル量!というのは必ず押さえておきましょう。
3.まとめ
今回の内容をまとめておきます。
加速度がどういうものかをしっかりと理解して問題に取り組みましょう!
速さと速度の違いとは?画像付きでわかりやすく解説!
物理で一番初めに習う分野「速さと速度」について徹底解説していきます!
- 速さと速度の違いは?
- 速度はどうやって求めるの?
この辺りがまだあいまいな人はこの記事でマスターしましょう!
1.速さとは
速さを少し堅苦しい言い方をすると、「単位時間あたりに進む距離」となります。
単位時間というのは、時速、分速、秒速みたいな1時間あたり、1分あたり、1秒あたりということです。
普段からよく使う言葉でもあるので、問題ないでしょう。
ただ一点注意しておいてほしいのが、速さはスカラー量ということです。
スカラー量というのは、大きさだけを表す量ということです。
どういうことかというと、マイナスにならない量ということです。
時速-30kmとは言わないですよね笑
では速度を見てみましょう。
2.速度とは
大事なのは速度です。
まずは定義(こういうものですという決め事)からみていきましょう。
速度・・・単位時間あたりの位置の変化量
速さとの決定的な違いは、速さはスカラー量なのに対して速度はベクトル量というところです。
詳しく説明していきます。
ベクトル量というのは、大きさの他に向きもある量のことです。
向きをどう区別するかというと符号の+とーで決めます。
どちらも速さ自体は3m/秒で同じになりますが、速度となると符号が変わってきます。
なので、速度を考えているときは必ず向きを意識しましょう。
3.速度の求め方
速度の求め方は速さに符号(+,ー)がついたと考えれば良いです。
このように(後の位置)ー(初めの位置)をかかった時間で割ると速度が出てきます。
大事なのは+、ーの符号です。正の向きと同じの場合は+になり、逆の場合はーになります。
ここさえ間違わなければ速さを出す時とほぼ同じです。
4.まとめ
今回のまとめです。
速さと速度の違い、速度の求め方をしっかり確認して問題に取り組んでみてください!
物理が苦手な人ほど得点源になる四つの理由
「物理で点が取れないなぁ、物理が足を引っ張る」物理をやっているとこういう話をたくさん聞きます。
僕も初めは全然点数が伸びませんでした。
でも、安心してください!そんな人こそ物理を得点源にすることができるんです!
その理由を4つ紹介します!
- 今年受験で使うけど、苦手
- 勉強がまだできていない
- 勉強する気がおきない
- けど高得点をとりたい!
このいずれかに当てはまる人はぜひ参考にしてください。
この記事を読んだ後、「勉強したい!」と思うので勉強の準備を!
- 物理が苦手な人ほど得点源になる四つの理由
- 1,そもそもライバルが少ない
- 2,覚えることが少ない
- 3,80点→100点よりも、10点→30点の方が圧倒的に簡単!
- 4,良い教材、先生に巡り会えていない
- 5,まとめ
物理が苦手な人ほど得点源になる四つの理由
結論から言うと、この四つの理由があります。
- そもそもライバルが少ない
- 覚えることが少ない
- 80点→100点よりも、10点→30点の方が圧倒的に簡単!
- 良い教材、先生に巡り会えていない
一個づつ見ていきましょう
1,そもそもライバルが少ない
この記事を見ている人に朗報です。
それは、物理をしっかり勉強している人はほとんどいない、ということです。
なぜかというと物理や化学、生物などの教科はほとんどの学校が後回しにするからです。
実際、この記事を見ている人の中にも、物理を受験生になった今年から始めた、という人もいるのではないでしょうか。
数学や英語、国語と違って、たった1年間という短い期間、しかも他の教科もある中で勉強しないといけないため、多くの人が後回しにしてしまうのです。
実際に高校三年生になって模試を受けるとわかるんですが、物理、化学、生物といった副教科の平均点が軒並み低くなっています。
なので、少し勉強した人からすると無双できるというわけです。
2,覚えることが少ない
これは教科書をみてもらうとわかると思います。
物理は全教科の中で、1番覚えることが少ない教科だと言えます。
例えば、運動方程式「ma = F」
たったこれだけの式で、多くの問題が作られています。
教科書にのっている公式も覚えなくて良いものもあるので、実際はもっと少ないです。
なので、教科書で習うことは少なく、いきなり問題集に取り掛かれます。
3,80点→100点よりも、10点→30点の方が圧倒的に簡単!
この理由は単純で、物理が全くできない人のほうが、伸びしろがあるからです。
実際、僕が教える側だとして、すでに物理がある程度できる人に「今より、10点あげたいんです!」と言われると困ります。
なぜかというと、その人は物理がある程度できるため、何を教えて良いかわからないんです。
逆に、今まったくできない人に「今より、10点あげたいんです!」と言われると、「よし、まず基本問題を確実に解けるようにするだけで、20点は上がるから、これを勉強しよう!」
という感じに、多くのことを教えられます。
そして、特に物理では、「問題を解くコツ」というものがあります。
ほとんどの人が、物理の問題を解くときにわからなくなって答えをみると思います。
でも、その答えを見て「は?」となる人の方が多いのではないでしょうか?
これは、物理を学び始めた人にとっては仕方のないことです。
「この問題では、何がポイントなのか」「こういう力がいるよね」というポイントを教える人が必要になります。
4,良い教材、先生に巡り会えていない
さきほど言った、「ポイントを教えてくれる人」が良い先生です。
わからない人が「どこがわからないのか」「どこがわかれば解けるようになるのか」「どういう勉強をしていけば良いのか」
こういうことを伝え、教えられる人が必要なんです。
この点、僕も受験生の頃「物理がわからない人」だったので、物理に悩みを持つ人のつまづくところ、何がわかっていないか、をしっかり伝えられる自信があります。
5,まとめ
物理が苦手な人ほど、物理をするべき理由
- 物理をしっかり勉強できている人は、ごくわずか
- 公式がほとんどなく、たった1つの式だけでも多くの問題が解ける
- 初めは、伸びしろしかない!
- このブログ内で、徹底的に学ぼう!
他にも参考書の選び方、使い方なども解説しているのでぜひ見てみてください!
旧帝大生が厳選!物理の問題集
この記事では、あなたに合うおすすめ参考書を難易度別、使いやすさの面から徹底解説します。
物理の問題集選びは他の教科よりめっっっちゃ重要です!
というのも物理は独学が難しいので、問題集を一人で進める際に問題集の解答のわかりやすさは重要になってきます。
この記事さえみば、あなたが今どの参考書を使うべきかがわかると思うので是非参考にしてみてください!
1.初級編(まずはここから)
まずは初級編です。ここは基礎・基本を徹底的に身につける目的なので問題集選びは特に大事です!
- 物理のエッセンス(赤、青)
おすすめ度:★★★★★☆
難易度:★★☆☆☆☆
わかりやすさ:★★★☆☆☆
メジャー度:★★★★★★
言わずと知れた物理のエッセンスです。
この二つで受験物理の全分野をカバーできるようになっています。
問題のレベルも基礎・基本が多く、まずはここから!という感じ。
「物理の基礎・基本をじっくり固めていきたい!」という人にオススメ
物理のエッセンスの特徴としては、問題集というより「問題を解くための知識、テクニックを紹介している」という感じです。
なので問題量的にはそんなに多くはないです。
基本的には良い問題集なんですが、一つだけ弱点があります。
それは、解答・解説が少々わかりづらいということです。
なので質問したい時に頼れるものを見つけておきましょう。
このブログ内では「物理のエッセンス」を軸に解説するので、参考にしてみてください!
- 入門問題精講
おすすめ度:★★★★☆☆
難易度:★★★☆☆☆
わかりやすさ:★★★★☆☆
メジャー度:★★★★☆☆
入門問題精講は物理のエッセンスより問題が多く、基本問題を解きながら進めていきます。
特徴は解説が充実していることです。
独学にもすごく向いている教材なので「早く基礎固めをしたい!けど一人でやる自信はない」という人にオススメ!
2.中級編(受験レベルに!)
- 物理基礎問題精講
おすすめ度:★★★★☆☆
難易度:★★★★☆☆
わかりやすさ:★★★★☆☆
メジャー度:★★★★☆☆
基礎問題精講は先ほどの入門問題精講のつづきと言って良い教材です。
本当に基礎から!という人は入門問題精講からで良いと思いますが、「授業で一応習った!」という人はこの問題集から入るのがオススメ!
- 良問の風
おすすめ度:★★★★☆☆
難易度:★★★★☆☆
わかりやすさ:★★★★☆☆
メジャー度:★★★★★☆
良問の風は「物理のエッセンス」の延長の問題集です。
「物理のエッセンス」とは違って、受験レベルの問題をどんどん解いていく問題集です。
「受験レベルにそろそろ取り組みたい!」という人にオススメです。
「物理のエッセンス」とセットで使うとなお良しです!
- 実践物理重要問題集
おすすめ度:★★★★★☆
難易度:★★★★★☆
わかりやすさ:★★★★☆☆
メジャー度:★★★★☆☆
実践物理重要問題集は本格的な受験に向けた勉強をしたい人が最後の問題集として使うのにオススメです。
レベルは結構高いですが、問題の質が高く、受験物理の範囲を網羅しているのが特徴です!
早い段階に初めて受験レベルに慣れたい!という人にもオススメな問題集です!
3.上級編(物理で無双するなら!)
- 名門の森(力学・熱・波動1)(波動2・電磁気・原子)
おすすめ度:★★★★★★
難易度:★★★★★★
わかりやすさ:★★★★★☆
メジャー度:★★★★★☆
「名門の森」は物理で無双したい!という人にのみおすすめです。
難易度は非常に高く、物理をかなり勉強してきた人が使うレベルの問題です。
ただ、先ほどの「良問の風」や「物理重要問題集」を仕上げた人がまだ先に進みたい!という場合はこの問題集一択です!
このレベルの問題を解けるようになると何も怖くないでしょう!